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選定条件

本記事でオススメする小説の条件は2つです。

  • 警察組織が関わっている
  • 警察が主人公である

警察の肩書を持った主人公が警察組織の人間として動く。
この場合、警察組織が主人公に友好的でも敵対的でも構いません。

まあ、だいたいの主人公ははみだし刑事なんですけどね。

作品紹介

ダブルバインド

主人公タイプ

組織内の人望は比較的厚いが、娘との仲は最悪の状態

逆に珍しい部下からの人望が厚い刑事課長が主人公。
幹部との衝突は多いものの組織人間としては比較的無難に立ち回っていました。

ただ、妻を亡くした後に娘との関係が壊れ、更に容疑者を逃がしたことで警察の立場も危うくなっています。

まさにダブルバインド。それでも正義のために突き進む主人公が熱い。

棘の街

主人公タイプ

組織内では孤立し、息子とは絶縁状態

THE刑事小説の主人公って感じ。完全に四面楚歌状態です。
死んだ父親とも不仲だったのですが、父親の友人が色々と主人公の心配をしてくれているようです。

自身の失態で未解決となった事件に向き合うため、彼は因縁の故郷に帰ってきました。
旧友や謎の少年との出会いで、彼の心は揺れ動いていきます。

果たして未解決事件の結末はいかに。

死命

主人公タイプ
  • 昔気質の人間で若手刑事と軋轢を生みやすい。
  • 息子や娘との関係はギクシャク

死期が近いことを知った刑事と犯人の壮絶な対決。
刑事として部下に何を残せるか。父親として子ども達に何をすべきか。

残り少ない時間をそれでも刑事として生き抜く主人公に感情を揺さぶられます。

インビジブル

主人公タイプ
  • 駆けだし刑事なので雑用を押し付けられがち。比較的可愛がられてはいる。
  • 姉との関係は良好だが、父親と絶交状態。

戦後の警察組織をテーマとして小説。
若手刑事が様々なしがらみに苦しみながら初めての殺人事件に立ち向かいます。

融通の利かないエリート刑事と衝突しながらも協力する「昭和の踊る大捜査線」と言えるでしょう。

北緯43度のコールドケース

主人公タイプ
  • 博士号の取得後に警察採用試験を受けた異色のノンキャリ警察官
  • 弁論が得意で、頑なな人間の心を解きほぐすことに長けている
  • 生き方に迷っており、それが行動を鈍らせる

つばさ111号の殺人

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