小説 クローズド 【粗筋】紅蓮館の殺人【感想】~炎に囲まれた館の殺人~ 2026年7月23日 作品情報 作者:阿津川辰海出版社:講談社タイガ 楽天 DMM 雑感 エンタメとして消費される推理小説へのアンチテーゼ的作品 からくり仕掛けの館が舞台なので、トリックも中々に奇抜。トリック重視の方にオススメの内容に仕上がっています。 また、「謎解きを面白がる探偵への警鐘」も書かれており、ただの推理小説には収まりません。解...
小説 クローズドホワイダニット特殊設定連続殺人 【粗筋】屍人荘の殺人【感想】~極限状態下の殺人事件~ 2026年7月23日 作品情報 作者:今村昌弘出版社:創元推理文庫 楽天 DMM 雑感 「現実ではありえない要素」を追加した特殊設定ミステリ。具体的な設定はネタバレになるので伏せますが、インパクトはかなり大きい。そら建物内に籠城するしかないだろうなと。 なお、特殊設定は1つだけ。他は現実に即したトリックを用いており、意外に理にかなった推理が...
小説 誘拐 【粗筋】オフマイク【感想】~嘘と真実が入り混じった情報戦~ 2026年7月22日 作品情報 作者:今野敏出版社:集英社 楽天 DMM 雑感 伝聞だけを頼りに謎を解き明かす異色の推理小説 集めた情報を元に真実を究明するのですが、どれもこれも真偽がはっきりしないから面白い。後から嘘だと分かったり信用していなかった情報が真実だったり。 主観で判断するとあっという間に足元を掬われる。そんな展開が続きました。...
コミック 宇宙人の思惑とは?スピリットサークルの隠された真実を考察する 2026年7月16日 輪廻転生の傑作物語であるスピリットサークル。時系列が複雑なので、話の整理と謎の考察を行いました。 時系列及び輪廻転生のルール まずは主要人物の生まれ変わりを時系列に沿って表にしました。 2章3章4章5章7章8章6章1章フォンヴァンフロウ方太郎風子風太ラファルフルトゥナストナ魔女ロカ岩菜鉱助鉱子ラピスコーコレイレイレイカ...
小説 【粗筋】刑事の境界線~刑事を構成する要素とは~【感想】 2026年7月12日 作品情報 作者:宮島明道出版社:宝島社文庫 楽天 DMM 雑感 警察署内の情報をリークする悪徳刑事・為井が暗躍する異色の刑事小説 正義感に燃える真っ当な女刑事・馬場とW主人公になっており、両者の対比を楽しめます。馬場が輝くほどに為井がみじめに見えるんですよね。正義感だけは為井もあるから余計に不憫。 事件自体は逃げ惑う容...
コミック エデンの檻の未回収の伏線を元に真実を考察をしてみる 2026年7月8日 『修学旅行中の飛行機が墜落して絶滅動物が歩き回る島に不時着してしまった!?アキラ達の未来は如何に!』 一行粗筋 週刊少年マガジンに掲載されていたサバイバル漫画。絶滅動物の恐ろしさを描き切った傑作であり、非常に読み応えがありました。 ただ、大量にばら撒いた伏線を満足に回収できていません。このあたりが本作の評価を落としてい...
小説 【粗筋】アリアドネの声【感想】 2026年6月27日 作品情報 作者:宮島明道出版社:幻冬舎文庫 楽天 DMM 雑感 なるほどなあ。すごい綺麗に着地したなあ。終盤までに溜めに溜めたフラストレーションが一気に無くなった爽快感がありました。 でも、これを「どんでん返し」と評するのは違う気もする。確かに予想外ではあったけど、これ以外の結末は考えられない。 「こんなの予想つかない...
コラム 加害者家族を責める気にはどうしてもなれない 2026年6月4日 日本中を震撼させた「旭川女子高生殺人事件」と「江別市大学生暴行死裁判」の裁判が同時期に行われる前代未聞の2026年。被告は20代前半から10代の男女というのが恐ろしい話です。しかも内容は凄惨の一言。壮絶なリンチの果ての「死」。聞いているだけではらわたが煮えくり返る思いでした。 これまた同時期に発生した「栃木強盗殺人事件...
小説 特殊設定未解決事件 【粗筋】キツネ狩り【感想】~喪った右目で見えない狂気を追え~ 2026年5月12日 作品情報 作者:寺嶌曜出版社:新潮文庫 楽天 DMM 雑感 綺麗に作られとる。すっげえ映画化しやすい作品だと思う。 特殊設定「過去視」を題材としつつ事件の調査は非常に硬派。終盤まで緊張感のある物語が続きます。クライマックスではアクションシーンが満載となり、盛り上がりは十分。 また、主要人物の悲しい過去を中だるみさせず、...
小説 特殊設定連続殺人 【粗筋】此の世の果ての殺人【感想】~最後の時まで殺し続ける~ 2026年4月30日 作品情報 作者:荒木あかね出版社:講談社文庫 楽天 DMM 雑感 テーマは非常に面白い。ポストアポカリプスとミステリーを融合した斬新な小説でした。 ただ、肝心の事件がいまいち面白くない。調査がどうにも行き当たりばったりですし、真実の意外性もない。また、滅びゆく運命に向き合う人々の描写に注力しているため、段々と事件がどう...