こんにちは。かもっぱちです。
本記事ではミステリー作品をレビューする際に僕が重視している点をお話します。
要するに僕が好きな作品の概要ですね。
評価基準を見て、僕と趣味が合いそうだなと思えば、レビュー記事を読んでください。
作者のミステリー習熟度
推理小説は好きだけど、自力で解くことはできません。
叙述トリックやらアナグラムやらは華麗にスルーして一気読みするタイプ。
途中までの謎を全力で楽しみ、最後のネタバラシで爽快感を味わいたいのです。
生粋の推理小説好きからはミーハーと言われる存在でしょう。
また、犯行手段より動機を重視しており、人間模様に心惹かれています。
この辺も一般的な推理小説好きとは違うかもしれません。
評価内容
秀良可の3段階評価を取っています。
- 優:読む手が止まらず一気読みする面白さ
- 良:一気読みまでは行かずとも満足度は高い
- 可:最後まで苦しかったが、なんとか読了
詰むレベルであれば「不可」なのでしょうが、流石にそこまでの本にはほとんど出会いません。
なお、好みの問題で刑事小説の評価が高くなりがちです。この辺も合う合わないがあるでしょう。
また、徹頭徹尾胸糞の悪い作品は評価が低くなりがち。
項目
登場人物
- 主人公が他キャラに食われていない
- 主要キャラクターの人数が適切
- 物語に絡まない不快なキャラがいない
主人公が他キャラに食われていない
作品の肝は主人公です。間違っても脇役が事件を解決してはいけない。
これは主人公以外の主要キャラクターであってもです。あくまで物語は主人公のためにあるべき。
主要キャラクターの人数が適切
主要キャラクターを増やしすぎるのも好きではありません。
主人公の活躍の機会が減ってしまいますからね。
物語に絡まない不快なキャラがいない
分かりやすい例は「主人公の当て馬」。
主人公のキャラを引き立てるためだけの存在であり、事件にほとんどタッチしません。
そういうキャラがいると読み終わったときにモヤモヤするんですよね。あいつ必要?ってなります。
事件
- 主人公が捜査に参加している
- 様々な組織を利用している
- 事件をないがしろにしない
主人公が捜査に参加している
安楽椅子探偵は例外として、捜査は基本的に主人公が行ってほしいところ。
妨害で一時的に捜査不可能になるのは良いですが、最初から最後まで蚊帳の外だと面白くありません。
様々な組織を利用している
事件は刑事や探偵のものだけではありません。
マスコミや裏社会、法曹界なども巻き込んだ大規模な捜査になるほど燃えます。
事件をないがしろにしない
エンタメに振り切った作品を推理ジャンルで求めてないんだよな。
なんならアクション要素はなくても良いぐらい。
あくまでメインは推理。それを忘れないでほしい。
クライマックス
- 驚きがあるか
- 何かしらの救いがあるか
- 意味深な終わりになっていない
驚きがあるか
やはりクライマックスにはサプライズが欲しいですよね。
予想外の犯人でも良いし、信じられない動機でも構いません。まじか!って思える何かが欲しい。
最近の小説の帯に書かれる「あなたは驚愕する」って文言程の何かは求めていません。予定調和に終わらなければそれで良い。
何かしらの救いがあるか
これは主人公目線での話です。
刑事や一般人であれば、一縷の光が欲しいと思っています。
一方で犯人が主人公であれば、犯人の思うままの結末でもありです。