【良】小説 フーダニット社会派 【粗筋】螺旋の手術室【感想】~家族のためにできること~ 2024年3月18日 作品情報 作者:知念実希人出版社:新潮文庫 楽天 DMM 雑感 読みやすい医療ミステリーとして素晴らしい作品。人情を重視しており、しんみりとした気持ちになれるでしょう。 その弊害として推理部分は薄味気味。なぞなぞクイズみたいになっており、犯行動機にも伏線がなかったのが残念でした。まあ、納得はできたけど。 粗筋 術中に不...
【可】小説 作中作 【粗筋】逆転美人/香織【感想】~誰かわたしを助けて~ 2024年3月16日 作品情報 作者:藤崎翔出版社:双葉文庫 楽天 雑感 ルッキズムに警鐘を鳴らすメッセージの高い小説。作中作の形式を取っており、香織の書いた『逆転美人』を読み進めて行くことになります。 大部分が「香織」の壮絶ないじめ人生になっており、読んでいて気分が悪い。最初の30ページで耐えられない人が出ると思います。必ず購入前に試し読...
【可】小説 フーダニット 【粗筋】あの日、君はなにをした【感想】~残された母は何を想う~ 2024年3月14日 作品情報 作者:まさきとしか出版社:小学館文庫 楽天 DMM 雑感 とにかく読んでいて苦しい作品。息子が死んでからの家庭崩壊を丁寧に書いていて、共感しやすい人はドツボにはまる。 刑事小説としては無難に着地しており、その辺りは安心できる。 総合すると、読む人をかなり選ぶ良書と言えます。 粗筋 息子がいなくなって私は壊れた...
【良】小説 【粗筋】紙鑑定士の事件ファイル【感想】~紙とジオラマに潜む真実~ 2024年3月12日 作品情報 作者:歌田年出版社:宝島社文庫 楽天 DMM 雑感 奇抜の一言。ジオラマや紙から事件を想像し、解決に導いていきます。 そう、あくまで想像です。事件を示す物的証拠はありません。 なんなら妄言と切り捨てるであろう荒唐無稽な話。でも、本当に起きていたわけだから面白い。 今までにない推理小説を求める方にうってつけの良...
【優】小説 クローズドフーダニット連続殺人 【粗筋】蒼海館の殺人【感想】~洪水に飲み込まれる館の殺人~ 2024年3月8日 作品情報 作者:阿津川辰海出版社:講談社タイガ 楽天 Dlsite DMM 雑感 まごうことなき傑作。探偵推理小説好きは買っておけ。 事件の様相が目まぐるしく変わり、終盤の怒涛の衝撃に読む手が止まらない。容疑者が主人公の家族ということで、人間模様の描写も丁寧です。 矛盾というか無理のある展開もありますが、そのすべてが「...
【可】小説 フーダニット連続殺人 【粗筋】朽ちないサクラ【感想】~大を救うために小を捨てる~ 2024年3月2日 作品情報 作者:柚月裕子出版社:徳間文庫 楽天 DMM 雑感 親友の死を究明する…話ですが、主人公の泉がほとんど他人任せ。刑事ではないので仕方ないとはいえ、もうちょい頑張ってほしかった。 ラストの問い詰めも物的証拠無しの出たとこ勝負。どうにも消化不良な結末でした。 話としては警察内部の対立をテーマにした王道推理小説なん...
コラム 出版社毎の小説の書影利用に対する回答をまとめた【著作権侵害】 2024年3月2日 ブログで書評するにあたり気になる書影の利用。法律に従うと、書影は著作権に守られており勝手な利用ができません。 ただ、出版社によって対応が違うようなので詳しく見ていきましょう。 ※2024年3月2日現在の話なので、必ずご自身でも確認してください。 書影を利用する手段 現実的な案は2つです。 楽天やAmazonアフィリエイ...
【良】小説 連続殺人 【粗筋】レモンと殺人鬼【感想】~お前は虐げる側の人間か~ 2024年2月26日 作品情報 作者:くわがきあゆ出版社:宝島社文庫 楽天 DMM 雑感 中盤までとにかく胸糞悪い。 タイトルの雰囲気で勝手に軽いノリを想像してましたが、そんなことありませんでした。主人公の美桜が暗い性格なので、読んでいると引っ張られて一緒に鬱になります。 ただし、クライマックスの怒涛の展開に読む手は止まらない。中盤までの鬱...
【良】小説 特殊設定未解決事件 【粗筋】もう、聞こえない【感想】~その「声」を信じるか~ 2024年2月25日 作品情報 作者:誉田哲也出版社:幻冬舎文庫 楽天 DMM 雑感 不覚にもウルっと来た。 傷害致死事件の被疑者にだけ聞こえる「声」を軸に進める異色の推理小説。基本は王道ですが、そのズラシが読者に新鮮さを与えてくれました。 青春小説としても完成度が高く、味変を求めたい方にオススメの作品です。 粗筋 謎の声が聞こえる被疑者 ...
【良】小説 【粗筋】赤い砂【感想】~連鎖する自殺~ 2024年2月23日 作品情報 作者:伊岡瞬出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 がっつり楽しめる刑事小説。ただし、殺人事件は起こらないため推理小説好きには向きません。 王道でありながら王道とズレた刑事小説と言えるでしょう。 また、ラストは人によっては後味を悪く感じることも。少なくともハッピーエンドとは程遠いです。 粗筋 連続して自殺をする...