【良】小説 誘拐 【粗筋】おまえの罪を自白しろ【感想】~命と権力を天秤にかけて~ 2024年1月31日 作品情報 作者:真保裕一出版社:文春文庫 楽天 雑感 誘拐事件を扱った小説として屈指の完成度。 犯人の要求が「衆議院議員の暴露話」という奇想天外さがまず面白い。その要求と絡めて熾烈な政権争いも描かれ、警察、マスコミ、政府のあらゆる関係者が巻き込まれていく様は圧巻。 その中で姪っ子と宇田家の両方を守る術を考え続ける晄司が...
【優】小説 社会派連続殺人歴史ミステリ 【粗筋】インビジブル【感想】~戦後の荒波に揉まれる凸凹刑事~ 2024年1月19日 作品情報 作者:坂上泉出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 昭和版踊る大捜査線。 新人警察の新城と帝大卒エリートの守屋が衝突しながらも互いに認め合い事件を解決します。戦後の時代考証がしっかりしており、刑事作品としても昭和史としても楽しめる傑作。 大阪が舞台ということで方言の読解が厄介ですが、人情味が色濃く出ているとも言...
【可】小説 ホワイダニット 【粗筋】潮首岬に郭公の鳴く【感想】~名家を取り巻く愛憎~ 2024年1月10日 作品情報 作者:平石貴樹出版社:光文社文庫 楽天 DMM 雑感 圧倒的な「登場人物の数」と「名家の歴史」に驚きを禁じ得ない。岩倉家の人物全ての人間関係を徹底的に洗い出す骨太の刑事小説と言えるだろう。 動機も独特で、(人を選ぶかもしれないが)新鮮な気持ちになる。ただ、なぜか主人公が事件を解かない。その一点において、本書を...
【優】小説 誘拐未解決事件 【粗筋】棘の街【感想】~孤独な刑事が暴く悲しき真実~ 2023年12月8日 作品情報 作者:堂場瞬一出版社:角川文庫 楽天 DMM 雑感 刑事小説として屈指の出来。その分ボリュームがあり、2日程度で読了。結末は苦しいものがあるが、予想の中では一番ましか。後味もそこまで悪くない。 粗筋 やはり警察小説は素晴らしい。推理小説の原点という感じがする。 警察小説に求める全てが本書に収まっています。読む...
【良】小説 ホワイダニット連続殺人 【粗筋】死命【感想】~癌に侵された刑事と犯罪者~ 2023年10月28日 作品情報 作者:薬丸岳出版社:文春文庫 楽天 DMM 粗筋 面白い。警察の使命に殉ずるか、それとも己の欲望に殉ずるか。同じ病に侵されながら全く逆の道を進む2人の行く末はいかに! 死期を悟り、己の殺人衝動を開放する榊伸一 若くしてデイトレードで億万長者になった伸一。何不自由なく生きていける成功者となりましたが、女性への殺...
【良】小説 フーダニット特殊設定 【粗筋】星詠師の記憶【感想】~水晶に映る未来~ 2023年10月5日 作品情報 作者:阿津川辰海出版社:光文社文庫 楽天 DMM 粗筋 この人の小説はやっぱり面白いわ。THE推理小説って感じで満足感がすごい。 自首謹慎中の刑事、故郷に帰る 被疑者を射殺し、自主謹慎をすることになった獅童。天涯孤独で行く当てがない中、幼少時に過ごしていた故郷の村を訪れることを決めます。 そこで獅童は学生から...
【可】小説 【粗筋】いけない【感想】 2023年9月16日 作品情報 作者:道尾秀介出版社:文春文庫 楽天 DMM 粗筋 まあ、普通かな。本書は3つの短編と1つのエピローグで構成されています。 舞台は同じで再登場する人物もいるんですけどね。 ラスト1ページが暴き出すもう1つの真相をあなたは見抜けるか 帯の文章 このラスト1ページは短編ごとの話であり、本書全体の話ではありません。...
【良】小説 連続殺人 【粗筋】殺戮にいたる病【感想】~猟奇殺人鬼の異常な心理~ 2023年8月29日 作品情報 作者:我孫子武丸出版社:講談社文庫 楽天 Dlsite DMM 雑感 こりゃすごいわ。タイトルから恐ろしいですが、内容はそれを凌駕する。よくもまあ、ここまでの作品を作り上げたものだと。作者は天才ではなかろうか。 ただ、内容があまりにも凄惨なので読む人は選びそう。登場人物と連動して吐きそうになった。 粗筋 粗筋...
【可】小説 社会派連続殺人 冷たい手【感想】~最後まで胸糞の悪い物語~ 2023年5月19日 作品情報 作者:水生大海出版社:光文社文庫 楽天 DMM 全体の感想 いくらなんでも胸糞悪すぎた。 登場人物の9割がゴミ なんていうんですかね。嫌な人間しかいない不快感があるんですよね。 会社のお局さんはチクチクと朱莉をいびる 刑事の原田はネチネチと追及してくる モデルのニイナはヒステリックに喚き散らす 主人公の朱莉も...
【良】小説 誘拐 オフマイク【感想】~正しい情報を探し出せ~ 2023年3月27日 作品情報 作者:今野敏出版社:集英社 楽天 DMM 粗筋 20年前の大学生の自殺の真実を解明せよ 本作の主人公は黒田・谷口の特命捜査対策室の2人。すでに終わった事件の継続捜査を行っています。 それを知った捜査二課の多岐川が「20年前の大学生の自殺」の継続捜査を依頼してきます。 その大学生の名前は春日井信之。当時運営され...