小説 社会派誘拐 幻夏【感想】~あの日、僕に何ができただろうか~ 2024年7月23日 作品情報 作者:太田愛出版社:角川文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 間違いなく傑作。500ページ弱の長編でありながら2日かけて一気読みしてしまいました。 綺麗に終わっており、後味もそんなに悪くありません。 しかし、よくよく考えると救いなんて何1つ無いようにも見えるわけで。読み手によって結末に感じるものは異なると思います...
小説 ホワイダニット 脳科学捜査官 真田夏希【感想】~犯人の心を読み解け~ 2024年7月17日 作品情報 作者:鳴神響一出版社:角川文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 どうにも消化不良感が強い。シリーズ作品の1巻だからしょうがないのでしょうが、クライマックスも何とも締まりがない。 登場人物の魅力もなく、評価はしにくい。2巻以降から変わるかもしれませんが…。脳科学の用語が頻出するので、勉強としてはありとは思います。 ...
小説 フーダニット 【粗筋】つばさ111号の殺人【感想】~死者の呪い~ 2024年6月25日 作品情報 作者:西村京太郎出版社:講談社文庫 楽天 DMM 雑感 すごいな、この展開は本当に想像できなかった。 タイトルや表紙から「電車の時刻」に絞った事件だと思ったんですよ。でも、電車はあくまできっかけであり、ここからまさかの展開に繋がっていきます。 予想外の結末はよく見ますが、予想すらできない事件というのは本書なら...
小説 未解決事件 【粗筋】マーダーズ【感想】~正義たちの狂宴~ 2024年5月26日 作品情報 作者:長浦京出版社:講談社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 なんかもうすごい。偽善とか偽悪とかそういう次元じゃない。 狂信的とも言える信念と信念のぶつかり合い。相いれない者同士の闘争の物語です。 一般常識に当てはめれば、登場人物全員が逮捕されてしかるべし。しかし、だったら他にどうすれば良かったのか。色々と考え...
小説 【粗筋】逸脱刑事【感想】~こだわり無紋の推理~ 2024年5月22日 作品情報 作者:前川裕出版社:講談社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 無難な刑事小説。読んで後悔もしないけど良かったともならない。衝撃の展開がほとんどなく、淡々と進んでいく印象。 登場人物もいまいちインパクトを感じない。リアリティがあると言えばそう。 公安の作品が好きならアリだと思う。警察小説らしい衝突がほとんどないの...
小説 ホワイダニット 【粗筋】罪の年輪【感想】~87歳の起こした殺人~ 2024年5月11日 作品情報 作者:堂場瞬一出版社:文春文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 ホワイダニット特化作品。序盤から犯人が分かっており殺害方法も明確です。 ただ1つ分からない動機を追うことが本書の全てと言っても良いでしょう。 加害者と被害者の過去を60年もさかのぼり、あらゆる可能性を追う。まさに刑事小説の本領発揮と言わんばかりの徹底...
小説 社会派未解決事件 【粗筋】FIND 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花【感想】~家族であるために~ 2024年4月28日 作品情報 作者:内藤了出版社:角川ホラー文庫 楽天 DMM 雑感 表紙と出版社に騙されますが、ホラー要素は一切ありません。 なんなら推理小説の中ではかなりマイルドな方です。今迄に読んだ本の中でも上位に入るぐらいに後味が良い。 なお、刑事小説好きは読まない方が良い。迷宮入りしそうな事件の調査が主題ですが、実際は清花のメン...
小説 フーダニット 【粗筋】ダブルバインド【感想】~不運をはねのけ正義に殉じろ~ 2024年4月4日 作品情報 作者:城山真一出版社:双葉文庫 楽天 DMM 雑感 これぞ刑事小説と呼ぶべき完成度。 仕事では失態により左遷が確定。家では娘との関係悪化。2方面からの縛り<ダブルバインド>に苦しむ刑事の物語です。 警察組織の対立や犯人の足取りを追う捜査も丁寧に書き切っていました。 家族問題がちょっと蛇足気味なのが気になったぐ...
小説 フーダニット 【粗筋】あの日、君はなにをした【感想】~残された母は何を想う~ 2024年3月14日 作品情報 作者:まさきとしか出版社:小学館文庫 楽天 DMM 雑感 とにかく読んでいて苦しい作品。息子が死んでからの家庭崩壊を丁寧に書いていて、共感しやすい人はドツボにはまる。 でも、ほんの少しだけ光が見えた気もする。そんな絶妙な内容でした。刑事小説として無難に着地しており、その辺りも安心できます。 総合すると、読む人...
小説 フーダニット連続殺人 【粗筋】朽ちないサクラ【感想】~大を救うために小を捨てる~ 2024年3月2日 作品情報 作者:柚月裕子出版社:徳間文庫 楽天 DMM 雑感 親友の死を究明する…話ですが、主人公の泉がほとんど他人任せ。刑事ではないので仕方ないとはいえ、もうちょい頑張ってほしかった。 ラストの問い詰めも物的証拠無しの出たとこ勝負。どうにも消化不良な結末でした。 話としては警察内部の対立をテーマにした王道推理小説なん...