小説 特殊設定未解決事件 【粗筋】もう、聞こえない【感想】~その「声」を信じるか~ 2024年2月25日 作品情報 作者:誉田哲也出版社:幻冬舎文庫 楽天 DMM 雑感 不覚にもウルっと来た。 傷害致死事件の被疑者にだけ聞こえる「声」を軸に進める異色の推理小説。基本は王道ですが、そのズラシが読者に新鮮さを与えてくれました。 青春小説としても完成度が高く、味変を求めたい方にオススメの作品です。 粗筋 謎の声が聞こえる被疑者 ...
小説 【粗筋】赤い砂【感想】~連鎖する自殺~ 2024年2月23日 作品情報 作者:伊岡瞬出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 がっつり楽しめる刑事小説。寡黙で情熱にあふれた永瀬に好感を持ち、どんどん読み進められました。なお、赤い砂に関わる人間たちの自殺がメインで、殺人事件は起こりません。 王道でありながら王道とズレた刑事小説と言えるでしょう。 また、ラストは人によっては後味を悪く感じ...
小説 誘拐 【粗筋】おまえの罪を自白しろ【感想】~命と権力を天秤にかけて~ 2024年1月31日 作品情報 作者:真保裕一出版社:文春文庫 楽天 雑感 誘拐事件を扱った小説として屈指の完成度。タイムリミットサスペンスとしても傑作です。こら売れるわ。 犯人の要求が「衆議院議員の暴露話」という奇想天外さがまず面白い。その要求と絡めて熾烈な政権争いも描かれ、警察、マスコミ、政府のあらゆる関係者が巻き込まれていく様は圧巻。...
小説 社会派連続殺人歴史ミステリ 【粗筋】インビジブル【感想】~戦後の荒波に揉まれる凸凹刑事~ 2024年1月19日 作品情報 作者:坂上泉出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 昭和版踊る大捜査線。 新人警察の新城と帝大卒エリートの守屋が衝突しながらも互いに認め合い事件を解決します。戦後の時代考証がしっかりしており、刑事作品としても昭和史としても楽しめる傑作。 聞きなれない用語が頻出するので、調べながら読みましょう。 大阪が舞台という...
小説 ホワイダニット 【粗筋】潮首岬に郭公の鳴く【感想】~名家を取り巻く愛憎~ 2024年1月10日 作品情報 作者:平石貴樹出版社:光文社文庫 楽天 DMM 雑感 圧倒的な「登場人物の数」と「名家の歴史」に驚きを禁じ得ない。岩倉家の人物全ての人間関係を徹底的に洗い出す骨太の刑事小説と言えるでしょう。 動機も独特で、(人を選ぶかもしれないが)新鮮な気持ちになります。ただ、なぜか主人公が事件を解かない。その一点において、...
小説 誘拐未解決事件 【粗筋】棘の街【感想】~孤独な刑事が暴く悲しき真実~ 2023年12月8日 作品情報 作者:堂場瞬一出版社:角川文庫 楽天 DMM 雑感 刑事小説として屈指の出来。その分ボリュームがあり、2日程度で読了。結末は苦しいものがあるが、予想の中では一番ましか。後味もそこまで悪くない。 粗筋 やはり警察小説は素晴らしい。推理小説の原点という感じがする。 警察小説に求める全てが本書に収まっています。読む...
小説 ホワイダニット連続殺人 【粗筋】死命【感想】~癌に侵された刑事と犯罪者~ 2023年10月28日 作品情報 作者:薬丸岳出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 面白い。警察の使命に殉ずるか、それとも己の欲望に殉ずるか。同じ病に侵されながら全く逆の道を進む2人の行く末に興味が尽きません。 やや個性的ではありますが、刑事小説として非常に面白かったです。内容的にどうしても後味は悪くなりますが、それもまた推理小説の醍醐味と言...
小説 フーダニット特殊設定 【粗筋】星詠師の記憶【感想】~水晶に映る未来~ 2023年10月5日 作品情報 作者:阿津川辰海出版社:光文社文庫 楽天 DMM 雑感 この人の小説はやっぱり面白いわ。THE推理小説って感じで満足感がすごい。 現代がメインであり、被害者の赤司の物語はサブと思ったほうが吉。でも、ほとんどの人は感情移入しちゃうと思う。 粗筋 自首謹慎中の刑事、故郷に帰る 被疑者を射殺し、自主謹慎をすることに...
小説 【粗筋】いけない【感想】 2023年9月16日 作品情報 作者:道尾秀介出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 まあ、普通かな。本書は3つの短編と1つのエピローグで構成されています。 舞台は同じで再登場する人物もいるんですけどね。 ラスト1ページが暴き出すもう1つの真相をあなたは見抜けるか 帯の文章 このラスト1ページは短編ごとの話であり、本書全体の話ではありません。...
小説 連続殺人 【粗筋】殺戮にいたる病【感想】~猟奇殺人鬼の異常な心理~ 2023年8月29日 作品情報 作者:我孫子武丸出版社:講談社文庫 楽天 DMM 雑感 こりゃすごいわ。タイトルから恐ろしいですが、内容はそれを凌駕する。よくもまあ、ここまでの作品を作り上げたものだと。作者は天才ではなかろうか。 ただ、内容があまりにも凄惨なので読む人は選びそう。登場人物と連動して吐きそうになった。 殺人犯視点の推理小説を読...