【良】小説 ホワイダニット 【粗筋】教誨【感想】~なぜ彼女は娘を殺したのか~ 2025年3月28日 作品情報 作者:柚月裕子出版社:小学館文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 ただただ苦しい。どうしてこうなったんだと。後悔だけが胸中を駆け巡りました。 最初から最後まで何もありません。ある家族の不幸の螺旋が続くだけです。それでも何か1つぐらいは救いがあってほしい。香純の行動が今は亡き母娘の慰めになっていればと心から願います...
【良】小説 感染捜査 黄血島決戦【感想】~ゾンビに人生を壊された家族の後日談~ 2025年3月15日 作品情報 作者:吉川英梨出版社:光文社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 まあまあスタンダート。焦点の当たらなかった被害者の遺族がメインとなっており、前作を補完する内容です。 https://myskamo.com/kansensousa/ その分、インパクトは弱い。鬼気迫る展開もラスト以外ありません。ゾンビを人間と見る...
【良】小説 感染捜査【感想】~それは人か化け物か~ 2025年3月10日 作品情報 作者:吉川英梨出版社:光文社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 ゾンビを人として扱う斬新な切り口のゾンビ小説。 ゾンビは殺して当然という思考が実は異常だと分からされました。そら人だったわけですからね。普通は割り切れませんよ。他作品の主人公がおかしいんやって。 本作はそんなゾンビとの向き合い方をテーマにした意欲作...
【優】小説 【感想】偽証【考察】~史上最悪のピタゴラスイッチ~ 2025年2月4日 作品情報 作者:深谷忠記出版社:徳間文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 ここまで綺麗に裏目が連鎖するんだな。シュール過ぎる。 どいつもこいつも最悪の手段を選び続けた結末になっています。それもワザとではなく、誰かのために最善を選んだつもりですからね。 どんどん証言が変わる裁判は喜劇そのもの。判事たちが可哀そうで仕方ありませ...
コラム LiteSpeed Cacheのエラー「Image pull process failure: Failed to pull image」についての備忘録 2025年1月29日 LiteSpeed Cacheを利用していると管理画面上部に「Image pull process failure: Failed to pull image」と出ることがあります。 本件に関して備忘録を残しておきます。 ざっくり言うと、画像の最適化に失敗しているという内容のエラーです。1件でも止まると、以降の処理が行...
【良】小説 立てこもり事件 流警 新生美術館ジャック【感想】~狐面の男たちの真意~ 2025年1月13日 作品情報 作者:松嶋智左出版社:集英社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 オススメポイント 警察組織の連携を楽しめる 人と人の確かな信頼関係を感じられる 警察が活躍しとるやんけ! 警察小説というと「無能な上層部を無視して孤軍奮闘する主人公」ってのが王道ですが、本作はしっかり連携してます。 立てこもり犯との交渉担当 事件の...
【優】小説 フーダニット連続殺人 【粗筋】痣【感想】~亡き妻の痕跡を追って~ 2025年1月1日 作品情報 作者:伊岡瞬出版社:徳間文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 王道の刑事小説。はぐれの刑事が妻の事件の真相に向き合います。 真壁の過去を中心に、警察組織内のいざこざもあり。ラストも本書にふさわしく、最後まで一気に読めました。 粗筋 真壁の退職直前に発生した全裸美女冷凍連続殺人事件。なぜか事件現場には真壁の亡き妻の...
【可】小説 【粗筋】ホテル・ピーベリー【感想】 2024年12月9日 作品情報 作者:近藤史恵出版社:双葉文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 ミステリー要素があまりにも薄い。事件そっちのけで最後まで主人公の恋愛の話が続きます。 そういう目的で読んでないので、別の意味で後味が悪かったです。描写が妙に生々しく、性的な話が苦手な人は注意。 粗筋 日々の生活に絶望した木崎淳平は友人の紹介でハワイ島...
【可】小説 【粗筋】神様の裏の顔【感想】~悪意が凝縮された通夜~ 2024年11月22日 作品情報 作者:藤崎翔出版社:角川文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 いや~、キツイっす。 井戸端会議で故人の悪口を言い合う小説。 なんとなく想像つくしょうが、人の愚かさに満ちています。まさか最後まで好きな登場人物が1人も現れないとは驚いた。 クライマックスも納得しがたいものがあり、ミステリーとしても微妙でした。 粗筋 ...
【優】小説 【粗筋】犯罪者【感想】~無差別に殺された人間の共通点を探せ~ 2024年11月9日 作品情報 作者:太田愛出版社:角川文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 文庫2冊でお届けする極上のエンターテインメント。悪漢との手に汗を握る攻防に読む手は止まらない。太田先生の傑作なのは間違いない。 ただ、ミステリー要素は上巻で回収され、下巻では推理する場面がありません。そのため、ミステリーを期待すると若干の不満は残りまし...