ゲーム フーダニットホワイダニット未解決事件 ミステリーの歩き方【レビュー考察】 2025年10月8日 作品情報 メーカー:イマジニア価格:5,980円クリア時間:10時間程度販売サイト: HP シナリオ ミステリードラマとして本当に面白い。ゲーム要素も盛り込んでおり、ミステリーゲーム初心者にオススメしたい傑作でした。 30年前の未解決事件の調査に訪れた学生一行 鳴海沢で30年前に起きた殺人事件「鳴海沢風景画家殺人事件」...
小説 ハウダニットフーダニット密室殺人見立て殺人 【粗筋】占星術殺人事件【レビュー】~6つの死体から作られた完全体の行方~ 2025年9月28日 作品情報 作者:島田荘司出版社:講談社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 大量殺人・未解決・浮世離れした探偵。探偵小説とはかくあるべきという内容でした。間違いなく面白い。 読者に解かせるために証拠や証言を鹿k理と書いており、ミステリー好きにオススメの内容でした。 なお、殺された画家の手記「AZOTH」は読み飛ばしてかまい...
小説 クローズドフーダニットホワイダニット 廃遊園地の殺人【感想】~廃墟に囚われる人の想い~ 2025年8月14日 作品情報 作者:斜線堂有紀出版社:集英社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 廃墟に眠る謎に迫る異色の推理小説。ウサギの着ぐるみを着た死体が廃遊園地で見つかるというトリッキーな内容はインパクトとして十分。 遊園地に人を集めた十島庵が実在すら疑われる正体不明な人物と言うのも推理小説として申し分ありません。 登場人物が招待され...
小説 フーダニット特殊設定 町内会死者蘇生事件【感想】~殺人犯による蘇生犯探し~ 2025年6月28日 作品情報 作者:五条紀夫出版社:新潮文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 やはり天才じゃったか…。ぶっ飛んだ設定の出オチ作品かと思いきや起承転結すべてに隙が無い。 謎の蘇生犯をめぐり、殺人犯の主人公たちが奮闘する話。死んで生きての繰り返し。命のリレーのアンカーを誰にするかが本作の結末になるわけです。 聞けば聞くほど意味が分...
小説 フーダニット連続殺人 【粗筋】痣【感想】~亡き妻の痕跡を追って~ 2025年1月1日 作品情報 作者:伊岡瞬出版社:徳間文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 王道の刑事小説として満足のいく完成度。殺害方法が凄惨なので、人によってはきついかもしれません。 真壁の過去を中心に、警察組織内のいざこざもあり。ラストも本書にふさわしく、最後まで一気に読めました。 真壁と宮下のバディの活躍も楽しみの1つです。 粗筋 真...
小説 クローズドフーダニットホワイダニット 【粗筋】方舟【感想】~沈みゆく救いの船~ 2024年8月30日 作品情報 作者:夕木春央出版社:角川文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 あまりにも濃密で救いのないクローズドサークルミステリー。 メンタルが弱い人にはオススメしない。後、閉所恐怖症の人にもきついと思います。読了後は頭がぐちゃぐちゃになってしまいました。後味が…ちょっとね。 ただ、クローズドサークルミステリーしては過去に類...
小説 フーダニット 【粗筋】つばさ111号の殺人【感想】~死者の呪い~ 2024年6月25日 作品情報 作者:西村京太郎出版社:講談社文庫 楽天 DMM 雑感 すごいな、この展開は本当に想像できなかった。 タイトルや表紙から「電車の時刻」に絞った事件だと思ったんですよ。でも、電車はあくまできっかけであり、ここからまさかの展開に繋がっていきます。 予想外の結末はよく見ますが、予想すらできない事件というのは本書なら...
小説 クローズドフーダニット特殊設定連続殺人 【粗筋】孤島の来訪者【感想】~人類VS化物~ 2024年4月20日 作品情報 作者:方丈貴恵出版社:創元推理文庫 楽天 DMM 総評 異形の化け物が登場する特殊設定ミステリ。何から何まで新しく、設定に矛盾が見当たらない良書でした。 ただ、導入が雑に感じました。異常事態に対する主人公の適応力がおかしいんですよね。何も知らないはずなのに。 面白いけどモヤモヤするんだよなぁ。そら三雲に妄想力...
小説 フーダニット作中作 【粗筋】黄土館の殺人【感想】~震災の最中の殺人事件~ 2024年4月13日 作品情報 作者:阿津川辰海出版社:講談社タイガ 楽天 DMM 雑感 流石に運任せ過ぎる。館ミステリの第3作目ですが、シリーズを追うごとに運要素が強くなっています。 火事・洪水とくれば次は地震ってのは分かりますけどね。流石に地震とミステリーを絡めるのは無謀だったんじゃないかなぁ。 ラストも盛り上がらず、何より救いがない。...
小説 フーダニット 【粗筋】ダブルバインド【感想】~不運をはねのけ正義に殉じろ~ 2024年4月4日 作品情報 作者:城山真一出版社:双葉文庫 楽天 DMM 雑感 これぞ刑事小説と呼ぶべき完成度。 仕事では失態により左遷が確定。家では娘との関係悪化。2方面からの縛り<ダブルバインド>に苦しむ刑事の物語です。 警察組織の対立や犯人の足取りを追う捜査も丁寧に書き切っていました。 家族問題がちょっと蛇足気味なのが気になったぐ...