目次
作品情報
メーカー:Lucas Pope
価格:2,330円
プレイ時間:20時間
販売サイト:
雑感
オブラ・ディン号に起こった出来事を推理するミステリー作品。
ガチで面白いですが、難易度は非常に高く、何度か発狂しそうになりました。
しかし、攻略を見てクリアしては達成感も何もありません。
ぜひ自力クリアを目指してください。個人的には最悪ヤマ勘でも構わないと思う。そうじゃないと無理だって。
パズルが少しずつ埋まっていく感動は格別。最高の達成感を得られることでしょう。
粗筋
長らく消息不明だったオブラ・ディン号が港に姿を現します。
しかし、船は大きく損傷し、船員の姿もありません。
いったい商船になにがあったのか。
保険調査官の主人公は依頼を受け、謎の究明に挑みます。
ゲームシステム
船内を歩き、事件の痕跡を見つける
プレイヤーは船内を自由に歩き回れ、痕跡を探すことができます。
しかし、4階建ての巨船を調べるのは一筋縄ではいきません。
全ての痕跡を見つけるだけでも重労働となるでしょう。
とはいえ、現場検証を全て終えなければ人物の特定など不可能。隅々まで歩き尽くしてください。
出来事を追体験し、身元や安否の手がかりを探せ
痕跡を見つけると、それに関わる人物の行動を追体験できます。
一種のサイコメトリー。これにより謎の究明に乗りだせるわけですね。
生々しい殺害の現場が映し出されることもあり、中々ショッキングな体験をすることになるでしょう。
なお、追体験中もプレイヤーは自由に移動できます。
稀に同時多発的に事件が起きているので、隅々まで歩いて真実を見つけてください。
空白を埋め、手記を完成させろ
痕跡を全て見つかれば終わりではありません。
プレイヤーの目的は人物の特定と安否。
全てを明らかになるまで追体験を繰り返し、根拠を見つけるのです。
なお、3人毎に人物と安否全てが一致しているかチェックされます。
合っていれば情報は確定される仕組み。このおかげでヤマ勘もある程度は通用します。
しかし、なるべくならヤマ勘は最後の手段にしておきましょう。脳トレみたいなもんだね。
ちなみに僕は最後の20人ぐらいヤマ勘でした。すまん。
高難易度の理由
本作はミステリーゲームの中でもトップクラスに難しいです。
その理由を列挙します。
白黒な上、画質を意図的に荒くしている
何をやってるか分からない場面が多すぎるッピ!
判断材料の1つ「色」が封じられており、本作の難易度は跳ね上がっています。
まあ、そうでもしないとショッキングな死体が多すぎるからね。、やむを得ないか。
本作は服装で判断する必要もあるので、何が何でも特徴を見出さねばなりません。
目を皿にして人物を見続けましょう。きっついぞー。
特定すべき人数が膨大
人が…多すぎる!
役職ありは割と分かりますが、下っ端の判別がマジで地獄。
見た目は同じ、国籍も同じ、行動も同じ。何で判断すれば良いか本気で分かりませんでした。
しかし、後から見ると人物を断定する材料は全て残っていました。ちょっとしたアハ体験。
すべてを根拠ありで判別できた人は誇って良いと思う。
常識で判定できない死因も多い
死因はほとんどが場面判断になりますが、先述したように何をやっているか分かりません。
結果、死因の曖昧な人物がどんどん増えていくことに。
どう見ても光っているだけにしか見えない画像もありますからね。何がどうなってるのか。
流石に論理的推理は不可能でなので、確定できない死因は自分の勘で選んでください。
長時間プレイは3D酔い必至
視点をぐるぐる変えて痕跡を探す必要があり、これが本当にきつい。
更に移動も頻繫に行うので、数時間もすれば気持ち悪くなりました。
普段は3D酔いしない自分でもこれなので、酔いやすい人は更にキツイと思います。
白黒画像ってのもあるんだろうな。青空を見て落ち着くってのができない。
自信のない人は無理して買わないことをオススメします。プレイどころじゃない。
そうでない人も長時間プレイはやめておきましょう。
まとめ
今までにない体験型の新感覚ミステリー。
達成感は素晴らしいものあがりますが、その分難易度も鬼。
3D酔いもするので、誰にでも手放しでオススメはできません。