小説 ホワイダニット未解決事件 【粗筋】北緯43度のコールドケース【感想】~未解決事件の真実~ 2024年7月12日 作品情報 作者:伏尾美紀出版社:講談社文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 文句の付け所の無い刑事小説。デビュー作とは思えない完成度でした。 主人公の葛藤や成長 関係者の心の機微 事件の複雑さ 物語の結末 それら全てを丁寧に書き上げており、矛盾点も見つからない。何より面白い。読む手が止まりませんでした。 刑事小説愛好家の僕...
小説 ホワイダニット 【粗筋】罪の年輪【感想】~87歳の起こした殺人~ 2024年5月11日 作品情報 作者:堂場瞬一出版社:文春文庫販売店: 楽天 DMM 雑感 ホワイダニット特化作品。序盤から犯人が分かっており殺害方法も明確です。 ただ1つ分からない動機を追うことが本書の全てと言っても良いでしょう。 加害者と被害者の過去を60年もさかのぼり、あらゆる可能性を追う。まさに刑事小説の本領発揮と言わんばかりの徹底...
小説 ホワイダニット 【粗筋】ロートレック荘事件【感想】 2024年4月26日 作品情報 作者:筒井康隆出版社:新潮文庫 楽天 DMM 雑感 予測可能回避不可能。 裏表紙の粗筋で「メタ・ミステリー」と書いてますし、作品内も怪しい文章が目白押しです。なので、最初の違和感にはすぐに気づけます。 が、本書は読者が最初の違和感に気づく前提で構成されており、そこでやっとスタートラインです。 気づいた違和感を...
小説 クローズドホワイダニット連続殺人見立て殺人 【粗筋】使用人探偵シズカ【感想】~犯人の思惑を崩せ~ 2024年4月24日 作品情報 作者:月原渉出版社:新潮文庫nex 楽天 DMM 雑感 使用人探偵シズカシリーズの第1作。 見立て殺人を題材にした推理小説として屈指の完成度であり、クライマックスも文句の付け所がありませんでした。 トリックや犯人の追及に力は入れておらず、動機がメインです。ホワイダニット好きにオススメしたい作品ですね。 終わっ...
小説 ホワイダニット 【粗筋】潮首岬に郭公の鳴く【感想】~名家を取り巻く愛憎~ 2024年1月10日 作品情報 作者:平石貴樹出版社:光文社文庫 楽天 DMM 雑感 圧倒的な「登場人物の数」と「名家の歴史」に驚きを禁じ得ない。岩倉家の人物全ての人間関係を徹底的に洗い出す骨太の刑事小説と言えるでしょう。 動機も独特で、(人を選ぶかもしれないが)新鮮な気持ちになります。ただ、なぜか主人公が事件を解かない。その一点において、...
小説 ホワイダニット連続殺人 【粗筋】死命【感想】~癌に侵された刑事と犯罪者~ 2023年10月28日 作品情報 作者:薬丸岳出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 面白い。警察の使命に殉ずるか、それとも己の欲望に殉ずるか。同じ病に侵されながら全く逆の道を進む2人の行く末に興味が尽きません。 やや個性的ではありますが、刑事小説として非常に面白かったです。内容的にどうしても後味は悪くなりますが、それもまた推理小説の醍醐味と言...
小説 ホワイダニット作中作見立て殺人 【粗筋】名探偵に薔薇を【感想】~動機を知ってはいけない~ 2023年8月4日 作品情報 作者:城平京出版社:創元推理文庫 楽天 DMM 雑感 二部構成の作品であり、登場人物も変わらない珍しいタイプの小説。謎解きもしっかりしており、面白かった。 人の感情をメインにした作品かなと思います。ホワイダニット好きにオススメ。 一方で推理小説の緊張感はありません。ある意味で淡々と事件が解決します。この辺は好...
小説 クローズドホワイダニット特殊設定連続殺人 兇人邸の殺人【感想】~無敵の殺人鬼から逃げきれ~ 2023年5月21日 作品情報 作者:今村昌弘出版社:創元推理文庫 楽天 DMM 雑感 屍人荘シリーズ3作目。ちょっと飽きてきた。例によって今迄の話が絡むので、順番に読むことを推奨。 https://myskamo.com/sikabane 今回もクローズドサークル+特殊設定の組み合わせとなります。間違いなく面白いのですが、推理小説として観...
小説 クローズドホワイダニット特殊設定連続殺人 魔眼の匣の殺人【感想】 2023年5月17日 作品情報 作者:今村昌弘出版:創元推理文庫 楽天 DMM 粗筋 屍人荘の殺人の続編。できるかぎり前作のネタバレをしないようにしてますが、本作から読まないことを推奨。 今回のテーマは「超能力」。預言者と恐れられる老女に会いに行った主人公一行。そこで恐ろしい予言が語られます。 曰く、「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」 ...
小説 クローズドホワイダニット特殊設定連続殺人 【粗筋】屍人荘の殺人【感想】~極限状態下の殺人事件~ 2023年4月8日 作品情報 作者:今村昌弘出版社:創元推理文庫 楽天 DMM 雑感 いわゆる特殊設定ミステリで、「現実ではありえない要素」を1つ追加しています。言ってしまうと籠城することになった原因がそれなのですが、純粋な推理小説を期待する人は面喰らうでしょうね。 ただし、特殊設定は1つだけ。それ以外は現実に即しています。そうでないと推...