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作品情報

メーカー:イマジニア
価格:5,980円
販売サイト:

雑感

3部作シリーズの第2章。最終章に向けた伏線を多く張っており、次作への期待が高まりました。
一方で第1章の伏線があっさり消化され、某人物の存在意義が良く分からなくなったのはマイナス点。

事件は前作より込み入っており、読みごたえは抜群。現代でも事件が起こるので、ミステリー好きは存分に楽しめるでしょう。

シリアス要素が増えているため、未解決事件を肴にぶらり旅を楽しむ前作の緩い雰囲気が消え失せているのだけ注意。
色々な意味で前作と毛色が違う。これ、最終章はどうオチつけるんだろうな。

登場人物

前作のような和気藹々な雰囲気は控えめ。
女性陣は島田警視を含めて仲が悪いですし、陽炎は別件で忙しくて捜査にあまり絡みません。

幸太郎はずっと気怠げですし、新たなミス研メンバー・羽衣もなんだかよく分からない。

しかも各話の冒頭でミス研メンバーの闇の深い独白を挟むので、緩い学生旅行を期待してプレイすると面喰います。前作との空気感が違いすぎんだよな。

ギャグパート自体は多いんですけどね。そのほとんどが陽炎に依存しているため、彼がいない時のミス研の空気は本当にヤバイ。
マイペースな独歩がいなかったらプレイヤーのメンタルも危険だったかもしれない。それぐらいにはギスってます。

まあ、これもまたミステリーの醍醐味と言えます。仲良しこよしでは事件なんて起こらないって話。

来たるべき最終章に向けての溜め回と思っておきましょう。ミス研メンバーの謎がやたらと増えますが、ほとんどは次回に持ち越しです。

事件

前作より格段に面白くなっている。現代でも事件が起こるので緊張感がありました。

事件現場の竜宮城はギミックが満載で、館ミステリーが好きな人にはうってつけ。
容疑者のアリバイ確認や動機もしっかり追及しており、前作以上に推理していました。

真相も中々に興味深い。そう来るかと驚きました。
犯人の動機も分からんではなかったですね。やってることは鬼畜どころではありませんが、犯人の人生を考えるとさもありなん。

なお、未解決事件なので、例によって物的証拠はほとんどありません。

前回以上に過去視ありきの強引な追及をするため、傍目から見ると独歩はエスパーにしか見えませんでした。

論破するだけの材料が乏しいのに相手も簡単に吐きますからね。若干のご都合主義を感じました。

ゲームシステム

今回より新たに自由捜査が追加。逆転裁判やダンガンロンパの探索パートとほぼ同じで、事件への没入感が増していました。

各地に点在するカードを集めるスタンプラリー要素も追加されており、なんやかんやで旅行ミステリーの体裁は保っています。それにしては殺伐としすぎだけど。

それ以外は前作同様ですが、全体的に難易度が上がっています。
例えば、過去視パートは時間制限が厳しくなっており、一発クリアは至難。

江ノ島内で目的地まで歩く過去視がやたらと多く、方向音痴は発狂します。僕は狂った。

また、尋問パートでは文字入力による回答形式が追加。入力中は事件記録を確認できないので、パーフェクトクリアの大きな障害になりました。

極め付きは15パズル。オマケ要素だけかと思いきや唐突にメインシナリオに登場。完成図と見比べることも許されず、パズルが苦手な人は詰みかねません。

ゲームとして面白くなっている点は評価できますが、シナリオ重視の人には挫折ポイントが増えているだけなので良くも悪くもと言ったところでしょうか。

15パズルの攻略サイト

ネタバレ感想&考察

殺スケと〇〇

お前、こんな最後でええんか?

びっくりするぐらいあっさりと正体が判明し、一瞬で退場していった可哀そうな奴。

正体は予想通りでしたし、彼からは大した情報も得られず。こんなんなら無理に幸太郎をシリアルキラーにする必要はなかったんじゃないかなぁ…。最終章の空気が更にヤバくなるよー。

そんな彼の後釜は島田警視。幸太郎の次に怪しい人物でしたが、独歩を轢き殺そうとしたことで黒幕に名乗り出ます。

どうも彼女は以前から独歩の過去視に感づいていたようで、今回の事件で確信したから消そうとした節があります。

つまり、彼女にも何か後ろ暗い過去、それも未解決事件に関する何かがあるということでしょう。

赤沢魅月

独歩の妄想の産物から一転して幽霊に似た何かに変貌した魅月。
アリスが彼女の声を聴いた描写があるので、独歩とは別の存在であるのは間違いありません。

独歩が過去視に目覚めたのは魅月の死亡直後。ということは本来、過去視は彼女の能力だったと考えられます。

独歩の殺人未遂を見るに彼女も島田警視あるいは彼女の関係者に狙われたのでしょう。

過去視の口外に慎重なのもそのため。アリスにだけは許可しましたが、それでも危険視しているようです。

最終章の事件の予想

ここまでの話で名前だけ登場した人物を列挙します。

  • アリスの父親:元・警視総監。殺スケに殺害される
  • 杏奈の父親:警視庁案件の保養所建設プロジェクトの関係者
  • 神室直道:竜宮城や山鳴荘を建築した人物
  • 新葉直人:現・警視総監。アリスの後見人
  • 皆戸彩芽:ミス研の顧問

アリスと杏奈は当然として、羽衣も神室と関係がある模様。となれば、陽炎も何らかの形で関連があるでしょう。もちろんここに島田警視も加わります。

そう、すでに役者は出揃っているのです。

最終章の未解決事件は神室直道の最後の建築物であり、被害者は神室直道。そして、現代で再び関係者が動き出している。そんな感じではないでしょうか。

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