すっげえ評価が難しい。中盤までは名作で良いと思うけど、終盤の展開があまりにも意味不明。

エヴァンゲリオンに通ずるこじらせ感があります。
前作からの続きでオチをつけるのムリじゃね?と思ってましたが、案の定です。

オチが思いつかないからぶん投げたとしか思えない。それほどまでに最後だけ雑。続編を匂わせているのが腹立つ。

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ワルプルギルの正体が判明する点は評価

映画のタイトル通り、ワルプルギスと魔女化システムについての歴史が紐解かれます。
魔女がある種の救済策になっていたとは恐れ入りました。存在が消えるよりは魔女であっても生き残ってほしい。そんな話だった気がする。

当然、魔女化システムを消したまどかに恨みを持っている魔法少女もおり、彼女らとの衝突が本作のメインテーマです。

個人的にはかなり納得できるシナリオでした。偽ホムラ(ワルプルギス)がまどかと同様に魔法少女の救済を目指していたのは成程なと。

テレビアニメ版の続きと思えば、かなりスッキリします。もうそれで終わろうぜ、名作じゃん。

唐突に過去話が始まる上、尺も長いのでダルかったのは内緒。でも、これを楽しめないと本作を観る意味がないんだよな。

セルマの役割が重たすぎ問題

お前がラスボスでホンマに良かったん???

ワルプルギスや円環の理(アルティメットまどか)を差し置いて、ほむら達と総力戦を繰り広げたセルマちゃん。いくらなんでも無茶が過ぎる。

キャラクターとしてはすごい魅力的なんですよ。いそうでいなかったキュゥべえ派の魔法少女で、まどかを魔女化させようと画策していました。
それで実際に魔女化まどかを呼び出せたんだから大したもんです。丁香は見習って?

もっともバグ技みたいな手段だったので、まどか本人と分離しており、中身は空っぽ。
負の感情が皆無でキュゥべえが求めるエネルギーは産出できません。強くもありません。ただの案山子ですな。

結局は可哀想なピエロだったのですが、彼女の大立ち回りが劇中でもっとも盛り上がったのは確か。身を乗り出して映画に熱中しました。

ただ、彼女で最も盛り上がるのが良くない。所詮は小物なので中ボスが限界だって。

ワルプルギスも円環の理もイベント戦闘のみ

バカデカまどかがほむらを吹っ飛ばしてエンディングに突入して変な笑いが出た。

ただの条件反射っぽく、その後は特に何もありません。まどか本体と話して帰っていきました。なんで???

まどか本体がいない状態の「システム」なので、意思をもって攻撃しないのは仕方ないのかもしれません。
でも、物語的にコイツがラスボスの役目を担わないと締まらない。セルマに謝れ。

テレビ版で恐怖の象徴だったワルプルギスとも和解しているので、本格的な戦闘は発生しません。

そんなこんなでセルマ以降のラスボスを期待していた僕はかなりガッカリしました。え?これで終わり?って感じ。

戦闘シーンの見栄えが悪い

悪魔ほむらのヤケクソ角柱攻撃に笑ってしまった。銃を使え。

ハメ技なんでしょうかね。偽ほむらを閉じ込めて押しつぶそうとしています。
やっていることはえげつないですけど、見栄えが非常に悪い。ていうか、面白くない。

偽ほむらもやる気ないですし、最後まで盛り上がり所がありませんでした。ほむらのメイン戦闘はがこれで終わりってのもひどい。

満を持して登場した杏子の戦闘シーンも迫力不足。必殺技を使わず通常攻撃だけで戦っているイメージ。

対戦相手に丁香は役不足ですよな。魔女化して戦ったのは面白かったですが、強さを感じませんでした。後、何を言ってるかさっぱり分からん。字幕つけてくれ。

前作マミさんVSほむほむの戦闘シーンが良すぎたので、ハードルを上げてしまったのはあります。

ちなみに今回のマミさんはほとんど空気です。クライマックスでセルマに義務ティロフィナーレを撃って終わりです。それも大したカタルシスがないから悲しい。

さやかを徹底的に曇らせたい

一部の人からはさやかメイン回と言われているワルプルギスの廻天。それぐらいには出番が多い。
マミや杏子が話にほとんど絡んでこないので、相対的に多く見えるとも言える。

TV版の卑屈なさやかに回帰しており、叛逆の物語のエリートさやかとは雲泥の差。これこれ、こういうの。さやかはこれぐらい曇ってないと。

ロールパンナちゃんの出来損ないみたいな顔面包帯姿で不安でしたが、ちゃんと意味があってよかったです。

まあ、いまいち立ち直り方が強引過ぎる感はありましたけども。立ち直った後に一気に影が薄くなるのも微妙。
せめてほむらと一緒にまどかを引き留めてほしかった。

いつも以上に癖が強いシャフト節

実写の人間の腕や口が生えている魔物の気味悪さは良いですが、過剰気味な演出に困惑しっぱなしでした。

まどかの自宅に無尽蔵に電話が湧いたり、さやかがラスボス戦中に帰宅したり、ポールダンスをしたりと意味不明。

特に丁香周りがあまりにもキツイ。あいつの行く先が意味不明な建物ばかりで頭がおかしくなる。後、丁香のシャフ度は笑わせに来ているだろ。なんやねん、あれ。

ほむらの作った世界なので何でもありというのは分かりますが、シリスアな話をしている最中に関係のない場所に行かないでほしい。

まあ、言葉以外でヒロインの心情を描写する目的もあったのでしょう。場所の考察は捗ると思う。良くも悪くもいつものシャフト。

考察:最後はどうなったん?

一部の町だけ残して、外界は砂漠化。天使に見捨てられた女神転生Ⅳの未来みたいになってます。伝われ。

理解が全く追いつきませんでしたが、おそらくTV版でワルプルギスと戦った後の世界に戻ったんじゃないかなと。

アルティメットまどかにならずに撃退し、魔女化システムもキュゥべえが持ち帰って存在しない。今後は魔女は生まれずにめでたしめでたし。世界の荒廃は戦闘の結果と言うわけ。

ただ、結末としてはあまりにも微妙。まどかも消えてますし、ほむら以外の魔法少女の状況も分かりません。何一つすっきりしない。せめてほむらは起きて何かを言え。

ハッピーエンドかバッドエンドかも分からない一番嫌なタイプの終わり方でした。エヴァンゲリオンじゃねえか。

これ多分続くんだろうなあ…。

まとめ

まどか☆マギカ世界の教科書的な映画。色々と答え合わせがされているので、ファンはそれなりに楽しめると思います。

ただ演出が奇想天外過ぎて、戦闘シーンもぱっとしない。あんま人にはオススメできません。

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