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作品情報

原作:雨穴
漫画:綾野暁
巻数:4巻。以下続刊

雑感

小説が原作のハウスミステリー。

映画化されるほどの人気も納得の斬新な切り口が特徴です。
ホラー風味なので、耐性ない人には厳しいかもしれません。

事件は空想上のものなのか

最初の段階では、事件が起きたのかどうかさえ分かりません。

家の間取り図にある不可解な部分。
なぜこんな作りにしたのか。主人公らが独自に調査をしていきます。

もちろん分析結果に証拠なんてありません。あくまで妄想です。
確かに近くで死体は見つかりましたが、変な家で起きたと疑う証拠は一切ありません。

しかし、あまりにも説得力のある内容で、もしかしたら本当に起こっていたのかもしれない。
果たして真実はいったい・・・・。

以上のように見えない事件におびえる新感覚ミステリーが本書の魅力となっています。

どこか三崎亜記のとなり町戦争に通ずるものがありましたね。

不気味な恐怖を感じるホラーミステリー

夜に読むのはあまりオススメしません。
実際に死体がでるわけでも犯人がいるわけでもありません。

ただ、主人公と栗原の空想が続くだけ。でも、それが非常に怖い。
あまりにも具体的で矛盾もない。実際に起こていても不思議ではないのです。

不気味な間取りがこれ以上ないぐらいのホラー要素として成り立っています。

片淵家の謎編(1巻~5巻)

いわくつき物件の真相を探る物語

主人公の元に届いた不可解な間取り図。
購入を検討している人がその不気味さの原因を知りたいとのこと。

  • どこからも入れない謎の空間
  • 二重扉になっている子ども部屋
  • 子ども部屋備え付きのトイレ

知人の設計士栗原とともに主人公はこの家の謎に迫ることになりました。

実際に事件は起きたのか。具体的な証拠はないまま進む推理

2人の推理は殺人事件の可能性にまで行き着きます。
それを裏付けるかのように近くの雑木林で見つかるバラバラ死体。

果たして推理した内容が本当に「変な家」で起きていたのか。
そして、調査をする中で新たに登場する不可解な間取り図。

謎に満ちたな事件はより複雑さを増すのでした。

まとめ

家の間取りをテーマにした全く新しいミステリー作品。
適度に怖いので、ホラー耐性のない人は昼間に読みましょう。まあ、トラウマになる怖さではありません。

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