小説 連続殺人 【粗筋】長い長い殺人【感想】~財布は知っている~ 2024年1月20日 作品情報 作者:宮部みゆき出版社:光文社文庫 楽天 雑感 短編小説の集合体のような作品。容疑者に関わる人々の生活が「財布の語り手」を通して説明されます。 各財布の物語だけでも面白いですが、それぞれが結んだ1つの結末もまた爽快。文章が非常に読みやすく、6時間程度で読了可能のボリュームも嬉しい。 語り手こそ凝っているものの...
小説 連続殺人 【粗筋】インビジブル【感想】~戦後の荒波に揉まれる凸凹刑事~ 2024年1月19日 作品情報 作者:坂上泉出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 昭和版踊る大捜査線。 新人警察の新城と帝大卒エリートの守屋が衝突しながらも互いに認め合い事件を解決します。戦後の時代考証がしっかりしており、刑事作品としても昭和史としても楽しめる傑作。 聞きなれない用語が頻出するので、調べながら読みましょう。 大阪が舞台という...
小説 【粗筋】絶対正義【感想】~正義以外に何もいらない~ 2024年1月10日 作品情報 作者:秋吉理香子出版社:幻冬舎文庫 楽天 DMM 雑感 ただただ不気味で苦しい。かなり癖の強い作品です。4人の女性が絶対正義に当てられて人生が崩壊する話。3時間弱で読了可能なボリューム。 あまりにも気持ち悪くて、途中で読むのやめそうになりました。それぐらい正義の範子が生々しい。間違いなく表現力はぴか一の作者で...
小説 【粗筋】潮首岬に郭公の鳴く【感想】~名家を取り巻く愛憎~ 2024年1月10日 作品情報 作者:平石貴樹出版社:光文社文庫 楽天 DMM 雑感 圧倒的な「登場人物の数」と「名家の歴史」に驚きを禁じ得ない。岩倉家の人物全ての人間関係を徹底的に洗い出す骨太の刑事小説と言えるでしょう。 動機も独特で、(人を選ぶかもしれないが)新鮮な気持ちになります。ただ、なぜか主人公が事件を解かない。その一点において、...
小説 冤罪 【粗筋】法廷遊戯【感想】~罰は正しき罪と加害者の元に下される~ 2024年1月3日 作品情報 作者:五十嵐律人出版社:講談社文庫 楽天 DMM 雑感 ゲームを通して法律を学べる良書。法律用語が頻出しますが、かみ砕いて説明してくれるので有難い。 とはいえ、それなりに読むのには苦労はします。僕は休み休みで1日で読了。 救いがないように見えて後味は悪くない。そんな不思議な作品でもありました。登場人物も素直で...
小説 冤罪 【粗筋】欺瞞の殺意【感想】~40年越しの真実~ 2024年1月1日 作品情報 作者:深木章子出版社:角川文庫 楽天 DMM 雑感 人の残酷さがつまった作品。 手紙を読み進める章が多く、読むのに苦労します。登場人物の動きが一切なく、冗長な感じがぬぐえません。 ただし、結末は素晴らしい。悲しくも美しいと感じました。 粗筋 資産家で起きた毒殺事件 昭和41年、資産家の楡家で当主の長女と孫が毒...
小説 作中作 【粗筋】ユージニア【感想】~難解過ぎる上級者向け小説~ 2023年11月26日 作品情報 作者:恩田陸出版社:角川文庫 楽天 DMM 雑感 徹頭徹尾わけがわからない。僕はいったい何を読んでいたんだ。 あまりにも難解で読む手が何度も止まります。僕は1週間の間にゆっくりと消化しました。 推理小説好きはあまりの異質さに挫折するでしょう。良くも悪くも新鮮だけど、軽いノリで読む小説ではない。色々と重いよ。 ...
小説 作中作 【粗筋】世界でいちばん透きとおった物語【感想】~紙書籍の可能性~ 2023年9月25日 作品情報 作者:杉井光出版社:新潮文庫nex 楽天 雑感 こりゃすげえわ。全く新しい小説の可能性を見た。 電子書籍が普及している中、紙の可能性を追求した名作でした。読んだ後に見返すと「まじやん!」と驚くこと請け合いです。 粗筋 異母兄から依頼された父の隠された小説の捜索 ミステリ作家の宮内彰吾と女性ファンの不倫の末に産...
小説 【粗筋】いけない【感想】 2023年9月16日 作品情報 作者:道尾秀介出版社:文春文庫 楽天 DMM 雑感 まあ、普通かな。本書は3つの短編と1つのエピローグで構成されています。 舞台は同じで再登場する人物もいるんですけどね。 ラスト1ページが暴き出すもう1つの真相をあなたは見抜けるか 帯の文章 このラスト1ページは短編ごとの話であり、本書全体の話ではありません。...
小説 連続殺人 【粗筋】神のロジック 次は誰の番ですか?【感想】~膨大な論理思考の果て~ 2023年7月29日 作品情報 作者:西澤保彦出版社:コスミック文庫 楽天 DMM 雑感 とんでもない作品やわ…。色々と奇想天外で理解が追い付かない。主人公でさえ混乱してるから読者は当然よ。 最後までトンデモ展開が続きますが、読み終わってみると全てが綺麗につながっていました。 読むべき価値のある名著です。事件そのものより学校の謎が全てですね...